共働き家庭の家計見直し術|かしこく行う「固定費」節約をFPが解説

皆様、こんにちは!福岡リスクコンサルティング株式会社(むなかたFP事務所)です。私たちは宗像市を拠点に、ご家庭の「お金のかかりつけ医」として、保険・家計・資産形成のご相談をお受けしているファイナンシャルプランナーです。

「共働きなのに、なぜか貯まらない」その原因、固定費かもしれません

ご夫婦で働いていて世帯収入はそれなりにあるはずなのに、「気づけば毎月カツカツ」「思ったほど貯金が増えない」。共働きのご家庭から、こうしたお悩みを本当によくうかがいます。

節約というと、つい食費や日々の買い物を切り詰めることを思い浮かべがちです。でも、毎日のように気を張って我慢するのは大変ですし、家族の満足度も下がってしまいます。

そこで私たちがまずおすすめしているのが、「固定費」の見直しです。固定費は一度見直せば、その後はずっと節約効果が続くのが最大の強み。今回は、家計に占める割合が大きい「4大固定費」を、FPの目線でチェックしていきましょう。

※本記事は2026年5月時点の一般的な情報提供です。各種サービスの料金・条件は変動します。見直しの際は契約中のサービス・金融機関等の最新情報をご確認ください。

目次

なぜ「固定費」から見直すと効果が大きいのか

家計の支出は、大きく「固定費」「変動費」に分けられます。

  • 固定費:毎月ほぼ一定(保険・通信費・住居費・サブスクなど)
  • 変動費:月によって変わる(食費・日用品・娯楽・交際費など)

変動費の節約は、毎日コツコツ努力が必要なうえ、効果も限定的になりがちです。一方、固定費は見直す手間は最初の一度だけ。たとえば月5,000円下げられれば、年間6万円、10年で60万円の差になります。「我慢しないのに効果が続く」。これが固定費見直しの魅力です。

まずはセルフチェック。4大固定費の「見直し」サイン

下のリストに当てはまるものが多いほど、見直しの余地が大きいサインです。気軽にチェックしてみてください。

  • 独身時代や結婚当初に入った保険を、一度も見直していない
  • 大手キャリアのスマホ料金を、家族割や格安プランで比べたことがない
  • 使っていないサブスクが、思い当たるだけで2〜3個ある
  • 住宅ローンの借り換えを、一度も検討したことがない

1つでも当てはまったら、見直しのチャンスです。順番に見ていきましょう。

①保険:「減らす」だけでなく「組み替える」視点を

4大固定費の中でも、特に見直し効果が出やすいのが保険です。多くのご家庭が、独身時代やお子さま誕生前に入ったままになっています。ライフステージが変われば、必要な保障も変わります。

ここで大切なのは、単に「保険料を安くする=正解」ではないということです。保障が足りないまま保険料だけ削ってしまうと、いざというときに困ります。ポイントは「減らす」「足す」「組み替える」をセットで考えることです。

よくある状態見直しの方向性
子どもが生まれたが保障は独身時代のまま万一の保障(死亡保障)を必要額まで「足す」
子どもが独立したのに高額な死亡保障のまま過剰な保障を「減らす」
貯蓄と保障がはっきり分けられていない目的に合わせて「組み替える」
同じような保障に複数加入し重複している重複を整理して「減らす」

保険は商品の種類が多く、ご自身だけで「足りているのか・多すぎるのか」を判断するのは難しい分野です。必要保障額を計算したうえで、わが家に合った形に整えることで、ムダな保険料を抑えつつ、本当に必要な備えを確保できます。

「とにかく安く」でも「とにかく手厚く」でもなく、わが家にちょうどいい保障を、ムダなく。私たちは特定の商品をすすめるのではなく、まず今の保険を一緒に棚卸しすることから始めます。

②通信費:いちばん手をつけやすく、効果が出やすい

4大固定費の中で、最も気軽に・すぐ効果が出るのが通信費です。特に、大手キャリアのプランを長年そのまま使っている場合、見直しで月数千円下がることも珍しくありません。

  • 大手キャリアの格安・オンライン専用プランに変える
  • 格安SIMへ乗り換える
  • 家族割・自宅のネット回線とのセット割を使う
  • 使っていないオプション(補償・有料サービス)を外す

夫婦2人分・家族分となると、効果はさらに大きくなります。通信速度やサポート体制は変わる場合があるため、ご自身の使い方に合うかを確認しつつ、まずは今のプランと料金を把握するところから始めましょう。

③サブスク:「なんとなく継続」を棚卸しする

動画・音楽・アプリ・各種会員サービス。便利な反面、「入ったまま使っていない」サブスクは、知らないうちに家計を圧迫します。1つ500〜2,000円程度でも、積み重なると月数千円になることも。

STEP
明細をすべて書き出す

クレジットカードやアプリストアの明細を確認し、毎月・毎年引き落とされているサブスクを全部書き出します。

STEP
「直近1か月で使ったか」で仕分け

使っているもの・いないものに分け、使っていないものは解約候補に。年払いのものも忘れずに。

STEP
重複・上位プランを見直す

似た機能のサービスが重複していないか、必要以上に高いプランになっていないかを確認します。

④住宅ローン:金額が大きいぶん、見直し効果も大きい

住宅ローンは、多くのご家庭で家計最大の固定費。金額が大きいぶん、見直せたときのインパクトも大きくなります。借入時期や金利タイプによっては、借り換えで総返済額を抑えられる可能性があります。

一般的に、借り換えの効果が出やすいとされるのは、次のような目安があるときです。

  • 借入残高がまだ多く残っている
  • 返済期間が長く残っている
  • 今の金利と、借り換え先の金利に差がある

ただし、借り換えには手数料や保証料などの諸費用がかかります。金利が下がっても、諸費用を含めるとトータルで得にならないケースもあるため、「総額でいくら変わるか」で判断することが大切です。あわせて、団体信用生命保険(団信)の保障内容が変わる点も確認しておきましょう。金利タイプ(固定・変動)の選び方も含め、ご自身だけで判断が難しい場合は専門家に相談すると安心です。

見直した分を「ただ使う」のはもったいない

固定費の見直しで毎月の支出が下がったら、ぜひ考えていただきたいのが「浮いたお金の行き先」です。せっかく生まれた余裕を、なんとなく使ってしまっては、家計の体質は変わりません。

浮いた分を「貯める」「備える」に自動で回す仕組みを作ると、努力なしでお金が育っていきます。回し方の選択肢は、ご家庭の考え方によってさまざまです。

浮いたお金の行き先向いている考え方
普通預金で生活防衛資金を厚くまずは万一に備えて安心を確保したい
新NISA(つみたて投資枠)で積立長期で、非課税のメリットを活かして育てたい
iDeCoで老後資金+節税老後に向けて、税制優遇も使いたい
保障の見直し・上乗せ必要な備えを、ムダなく確保したい

NISA・iDeCoは価格変動リスクを伴い、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。預金は元本が確保される一方で大きくは増えにくいなど、それぞれに特徴があります。ご家庭の状況に合わせて選びましょう。

どれが良いということではなく、「使う時期」と「目的」で選ぶのがポイントです。私たちは特定の方法を押しつけることはせず、ご家庭に合った行き先を一緒に整理します。

よくあるご質問

何から手をつけるのがいいですか?

すぐ効果が出やすいのは通信費とサブスクです。手間が少なく、その日のうちに見直せることも。保険と住宅ローンは効果が大きい反面、判断に専門知識がいる場合があるため、落ち着いて取り組むのがおすすめです。

保険を安くしたら、保障が足りなくなりませんか?

その心配はもっともです。だからこそ「安くする」ことだけを目的にせず、まず必要保障額を確認したうえで、足りない部分は足し、過剰な部分は減らす、という整理が大切です。結果として保険料が下がることも、必要な保障を足して少し上がることもあります。

共働きだと、夫婦の家計をどう管理すればいい?

「完全に分ける」「共通口座にまとめる」「費目で分担する」など、正解は家庭ごとに違います。大切なのは、固定費や貯蓄が「どちらの担当か曖昧」にならないこと。役割をはっきりさせると、ムダや抜け漏れが見えやすくなります。

まとめ:固定費見直しは「一度の手間で続く効果」

共働きでも貯まらない。その原因は、毎日の節約不足ではなく、見直していない固定費にあることが少なくありません。改めて、4大固定費を確認しましょう。

  • 保険:減らす・足す・組み替えるをセットで
  • 通信費:いちばん手軽で効果が出やすい
  • サブスク:棚卸しで「なんとなく継続」を解約
  • 住宅ローン:総額で判断、団信もあわせて確認

そして、見直して浮いたお金は「貯める・備える」に回す仕組みを作ると、家計の体質そのものが変わっていきます。その行き先も、預金・NISA・iDeCo・保障など、ご家庭の価値観で選べるものです。

我が家の場合は何を考えていくと良い?

  • 今の保険、わが家にとって多すぎる?足りない?
  • 固定費、トータルでいくら下げられそう?
  • 住宅ローンの借り換え、わが家は効果が出る?
  • 浮いたお金、どこに回すのがわが家に合ってる?

むなかたFP事務所の無料相談をご活用ください

私たち福岡リスクコンサルティング株式会社(むなかたFP事務所)は、宗像市を中心とした地域のご家庭の「お金のかかりつけ相談役」として、家計のご相談を数多くお受けしています。商品ありきではなく、ご家族の価値観に寄り添う伴走者として、選択肢を広くお示しすることをお約束します。

  • 4大固定費(保険・通信・サブスク・住宅ローン)のまるごと点検
  • 必要保障額にもとづく保険の整理(減らす・足す・組み替える)
  • 浮いたお金の行き先(預金・NISA・iDeCo等)の設計

無理な勧誘や特定商品の押しつけは一切いたしません。「うちの固定費、見直せるところある?」という素朴な疑問からのご相談、大歓迎です。

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