子どもの未来に備える学資の考え方|学資保険・NISA・変額…どれを選ぶ?

皆様、こんにちは!福岡リスクコンサルティング株式会社(むなかたFP事務所)です。私たちは宗像市を拠点に、ご家庭の「お金のかかりつけ医」として、保険・家計・資産形成のご相談をお受けしているファイナンシャルプランナーです。

「学資保険・NISA・変額…結局、どれで貯めればいいの?」

お子さまの誕生や進学を機に、「そろそろ教育資金の準備を始めなきゃ」と考えたとき、多くの親御さんがぶつかるのが「結局、どの方法で貯めるのが正解なの?」という疑問です。

インターネットで調べると、「学資保険はもう古い」「NISAが一番」「いや保険のほうが安心」と、まったく逆のことが書いてあって、かえって迷ってしまった…というご経験はありませんか。

実は、教育資金の備え方に誰にでも当てはまる「唯一の正解」はありません。なぜなら、ご家庭の収入・貯蓄・お子さまの年齢・そして「どのくらいリスクを取れるか」という価値観によって、合う方法が変わるからです。今回は、代表的な選択肢をFPの目線でフラットに整理し、ご家庭が「わが家らしい選び方」にたどり着くための考え方をお伝えします。

※本記事は2026年6月時点の一般的な情報提供です。教育費の金額は調査・進路により幅があり、保険・投資商品の条件は改定される場合があります。最新情報は各金融機関・公的機関の公式情報をご確認ください。

目次

そもそも、教育費はいくら必要?まず「ゴール」を知る

備え方を考える前に、まず「いくら必要なのか」というゴールを把握しておきましょう。教育費は進路によって大きく変わります。下の表は、文部科学省や日本政策金融公庫などの調査をもとにしたおおよその目安です。

進学パターン幼稚園〜高校大学(4年)総額の目安
すべて公立+国公立大約580万円約500万円約1,000万円前後
公立中心+私立文系大約580万円約700万円約1,300万円前後
私立中心+私立理系大約1,000万円超約820万円約1,800万〜2,000万円超

金額は各種調査の概算で、習い事・塾代・下宿費用などは含みません。あくまで進路イメージをつかむための目安です。

ポイントは、「いつ、まとまったお金が必要になるか」です。特に負担が大きいのは大学進学のタイミング。多くのご家庭が、ここに向けて「18歳までにいくら用意するか」を一つの目標に据えています。たとえば「大学費用として400万円を、生まれてから18年で準備する」なら、単純計算で年間約22万円・月約1.9万円の積み立てが目安になります。

選び方は「貯め方のタイプ」で考えるとスッキリする

「どの商品がいいか」をいきなり比べると迷子になります。おすすめは、まずご自身が「どのタイプか」を考えること。大きく分けて、次の3タイプがあります。

  • A:確実に貯めたい派 … 減るのは絶対に避けたい。元本が確保されている安心感を最優先
  • B:増やしたい派 … 多少の値動きは受け入れて、長期でしっかり育てたい
  • C:保障も兼ねたい派 … 親に万一があったときの備えと、教育資金準備をまとめて考えたい

どのタイプが優れている、ということはありません。どれも、それぞれのご家庭にとって正しい考え方です。タイプごとに向いている選択肢を見ていきましょう。

A:確実に貯めたい派の選択肢

「教育資金は、お子さまの人生がかかった大切なお金。1円も減らしたくない」という考え方は、とても理にかなっています。この場合の主な選択肢は次の通りです。

選択肢特徴注意点
普通預金・定期預金元本が確保され、自由に出し入れできる低金利では大きく増えにくい
財形貯蓄・自動積立給与天引きなどで「先取り」しやすい金利は預金とほぼ同水準
個人向け国債預金より少し利回りを意識した安全資産中途換金に一定の制約あり

「増えにくい」のは事実ですが、必要なときに必ず使えるという安心感は何物にも代えがたい価値です。特に、数年以内に使う予定のあるお金は、このタイプで持っておくのが基本です。

B:増やしたい派の選択肢

お子さまが小さく、大学進学まで10年以上の時間がある場合、「時間を味方につけて育てる」という選び方もあります。代表的なのが新NISA(つみたて投資枠)です。

  • 運用で増えた分が非課税(つみたて投資枠は年間120万円まで)
  • 少額から始められ、長期・積立・分散でリスクを抑えやすい
  • いつでも引き出せる柔軟性がある

ただし、値動きがあり、元本は保証されません受験の直前に相場が下がっていると、思った金額に届かないこともあり得ます。そのため、「大学直前まで全額を投資のまま」ではなく、必要な時期が近づいたら、少しずつ預金など安全な場所へ移しておくといった出口の工夫が大切になります。

C:保障も兼ねたい派の選択肢

「もし親である自分に万一のことがあっても、子どもの進学費用は確保しておきたい」。この保障」と「準備」をまとめて考えたいに向いているのが、保険を活用した方法です。

選択肢特徴注意点
学資保険契約者(親)に万一の際、以後の保険料が免除され、祝金・満期金は受け取れる「払込免除」が特徴途中解約で元本割れの場合あり。インフレに弱い面も
終身保険(低解約返戻型など)死亡保障を持ちつつ、解約返戻金を教育資金に充てる設計も可能早期解約で元本割れ。払込期間の設定が重要
変額保険死亡保障を確保しながら、運用成果に応じて受取額が変動する価格変動リスク・諸費用がある

学資保険の最大の特長は、「親に万一があっても、教育資金が守られる」という保障機能です。近年は低金利が続いていましたが、一部の保険会社で予定利率の見直しが行われ、返戻率(払った保険料に対して受け取れる割合)が改善する動きも出ています。一方で、途中で解約すると払った額を下回ることがある点には注意が必要です。

全選択肢をフラットに一覧で比較

タイプ別に見てきた選択肢を、改めて1つの表で並べてみましょう。こうして見比べると、「どれが良い・悪い」ではなく、それぞれに役割と向き不向きがあることが分かります。

選択肢リスク増える期待保障機能引き出しやすさ
普通・定期預金取らないなし高い
個人向け国債ほぼ取らない小〜中なし
新NISA(つみたて)取る中〜大なし高い
学資保険取らない〜少し小〜中あり(払込免除)低い
終身保険取らない〜少し小〜中あり(死亡保障)低い
変額保険取る中〜大あり(死亡保障)低い

各商品にはメリット・デメリットの両面があります。保険商品は途中解約時に元本割れする場合があり、NISA・変額保険などは価格変動リスクを伴います。ご家庭の状況・必要な保障・リスク許容度によって、最適な組み合わせは異なります。

「ひとつに絞らない」という発想も

実は、多くのご家庭が選んでいるのは「組み合わせる」という方法です。たとえば——

  • 土台は預金で、数年以内に使う分・万一の備えを確保
  • 長く置ける分はNISAで、時間を活かして育てる
  • 親の保障は保険でカバーしておく

このように役割を分けて「合わせ技」にすることで、それぞれの弱点を補い合えます。「全部を1つの商品で」と考える必要はないのです。

ご夫婦で「攻めたい派」と「守りたい派」が分かれたら

ご相談でとても多いのが、ご夫婦で考え方が違うというケースです。ご主人は「NISAで増やしたい」、奥様は「減るのは不安、確実に貯めたい」。どちらの感覚もまったく正しいもので、どちらかが間違っているわけではありません。

私たちFPの仕事は、どちらかを正解として押しつけることではありません。ご夫婦の考えを丁寧にすり合わせ、たとえば「確実に貯める分」と「育てる分」を割合で分けるなど、お互いが納得できる配分を一緒に設計することだと考えています。

もし「絶対にこれが一番」と一つの商品だけを強くすすめるアドバイスに出会ったら、その時点で少し立ち止まって考えていただきたいと、私たちは思っています。教育資金は、お子さまの未来を支える大切なお金だからこそ、ご家庭の納得を最優先にした選び方をしていただきたいのです。

よくあるご質問

学資保険はもう入らないほうがいいのですか?

一概には言えません。「親に万一があっても教育費が確保される」という保障機能は、預金や投資にはない学資保険ならではの価値です。増やす力ではNISA等に劣る面もありますが、保障とのセットで考えたい方には今でも有力な選択肢です。ご家庭が何を重視するかで評価は変わります。

NISAだけで教育資金を準備しても大丈夫ですか?

長期の時間がある場合は有力ですが、値動きがあるため「使う直前に下がっている」リスクがあります。必要な時期が近づいたら安全な場所へ移す、預金と組み合わせて土台を作るなど、出口の工夫があると安心です。全額を一つの方法に集中させない考え方もご検討ください。

準備を始めるのが遅すぎるということはありますか?

遅すぎて意味がない、ということはありません。残された期間が短いほど「増やす」より「確実に貯める」比重が高まる、という違いがあるだけです。お子さまの年齢に合わせて、無理のない方法を選べば大丈夫です。

まとめ:教育資金は「わが家らしい組み合わせ」で

教育資金の備え方に、唯一の正解はありません。大切なのは、次の3ステップです。

  • ゴールを知る:進路イメージから「いつ・いくら必要か」を把握する
  • タイプを知る:確実に貯めたい/増やしたい/保障も兼ねたい、わが家はどれ?
  • 組み合わせる:預金・NISA・保険を役割で分け、弱点を補い合う

私たちは、特定の商品だけをおすすめすることはありません。これだけたくさんの備え方がありますよとフラットにお見せしたうえで、ご家族の価値観に合った組み合わせを一緒に考えます。

我が家の場合は…?

  • わが家の進路イメージだと、教育費はいくら必要になりそう?
  • 確実に貯める分と、育てる分、どう割り振ればいい?
  • 今入っている学資保険、このまま続けて大丈夫?
  • 夫婦で考え方が違う。納得できる落としどころは?

むなかたFP事務所の無料相談をご活用ください

私たち福岡リスクコンサルティング株式会社(むなかたFP事務所)は、宗像市を中心とした地域のご家庭の「お金のかかりつけ相談役」として、教育資金のご相談を数多くお受けしています。商品ありきではなく、ご家族の価値観に寄り添う伴走者として、選択肢を広くお示しすることをお約束します。

  • 進路イメージからの教育費シミュレーション
  • 預金・NISA・保険を組み合わせた「わが家らしい」備え方の設計
  • 今ご加入中の学資保険・教育資金プランの点検

無理な勧誘や特定商品の押しつけは一切いたしません。「うちの場合、どう貯めるのがいいんだろう?」という素朴な疑問からのご相談、大歓迎です。

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